練習ができない、とりかかれない、続かない
そういう悩みを持っている方は
ぜひ読んでみてください!
今日の参考文献は
ハイディ・グラント・ハルバーソン
やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学
最近、この人の書いた本をよく読んでいます。どれもとてもおすすめです。
さて、本題ですが、練習ができない、
練習が続かない人のほとんどの原因は
"事前にやることを具体的に決めていない"
からではないかと考えています。
ここでは
①練習ができない。取りかかれない場合の対処法
②練習にとりかかったけど続かない場合の対処法
に分けて説明します。
どちらも
"事前に具体的にやることを決める"
という方法で克服できますよ!
まずは練習に取りかかれないことを克服するのが、上記の本にも書かれているif-thenプランニングです。
これは例えばギターの練習でいうと、
朝起きたら、スケールの練習をする。
という風にこうなった場合はこうするという
ことを事前に決めておくというものです。
本の中でも紹介されているのですが、
if-thenプランニングで運動を習慣化しようと
すると、なんと91%の人が成功したそうです。
反対に単純な目標設定をして行った場合の成功率は31%だったそうです。
この結果からも分かりますが、いかに
事前にやることを決めておくのが大事かが
分かります。
まず、ギターの練習ができない人はこの
if-thenプランニングで、いつなにをやるかの
計画を立ててください。
次に②の練習を始めたけど続かない場合ですが、これはif-thenプランニングのやることをを具体化することで克服できます。
皆さんはどういう時に練習が続かなかったかを思い出してみてください。
だいたい何をやるかが曖昧で、ギターを
持って始めて
何の練習をしようか?
何を弾こうか?
どの曲をやろうか?
みたいなことを考えていないでしょうか?
そうこうしている内にやる気がなくなる、
眠くなるみたいな感じになっていないですか?
練習をするのにも当然ですが、やる気、
モチベーションが必要です。
そしてこのやる気は何かを決めたり、決断したりすることで消費されます。
つまり、練習内容を具体的に決めないままで
練習に入り、そこでやることを決めていると
練習以外のところでやる気を消耗してしまうんです。
これは非常にもったいないですよね。
なので、例えば次の練習内容はこの曲の
いつも失敗するところをテンポ60ぐらいで
10回弾こう
という風にやることをなるべく具体的に決めるんです。
そうすると練習にすっと入れ、無駄なところにエネルギーを使わなくすみます。。
当然ですが練習内容はギターを持っていないときにも決められるので、学校や会社の休憩時間なんかに考えておくと良いですよ。
つまり、ギターを持った時は、ギターを弾くことに集中できる環境を作っていくことが大事です。
仕事でもなんでも成果を上げている人って
段取りがうまいと感じませんか?
この状況だったらこれができる、
この状況だったらあれができる
という風にものごとを切り分けて
とらえられると良いと思います。
ちなみにif-thenプランニングのifを決める時のコツですが、普段自分がやっている習慣に結びつけるのがいいそうです。
例えば歯を磨いたらとか、お風呂から上がったらとか。
実は以前生徒さんにレッスン中にif-thenプランニングしてもらったのですが、確かifの
部分を時間にしてしまいました。
20時になったらみたいな。。。
これあまり良くないそうです。
時間で決めると、時間ばっかりが気になったり、前後の予定がずれたり予期せぬ予定が入ったりして時間通りにできなかった場合に
やる気が損なわれるからです。
被害に合われた生徒さん申し訳ないです。
僕も日々勉強し、改善中ですので。
次のレッスンで生徒さんと
このif-thenプランニングを
一緒に考えようかな。
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