シュレッドネックの活用~右手編~


それではシュレッドネックを使った右手の練習方法を紹介します。

 

ここでは私のよくやっていた練習の一例を紹介いたしますが、

シュレッドネックを使った練習方法をあみだす根本的な考え方も

書きますので、そこからご自身でいろいろな練習メニューを考えてみてください。

 

まず、シュレッドネックで練習方法を作るときの考え方ですが、

右手のパターンを抽出して作る

というものです。

 

例えば、人差し指(i)と中指(m)の交互で速弾きをする場合で

iとmでそれぞれ1音ずつだす(2音弾く)ということに絞って考えると

 

弦移動に関して

・弦移動が無く同じ弦を連打

・弦移動が有りすぐ隣の高い弦に移動

・弦移動が有りすぐ隣の低い弦に移動

・弦移動が有り1本以上離れた高い弦に移動(スキッピング)

・弦移動が有り1本以上離れた低い弦に移動(スキッピング)

というバリエーションがあります。

 

次に指の可能性としては

☆同じ弦を連打の場合

  ・iから弾き始める

  ・mから弾き始める

☆弦移動が有る場合

  ・高い弦に移る時にiで元の弦を弾きmで高い方の弦を弾く  

  ・高い弦に移る時にmで元の弦を弾きiで高い方の弦を弾く(逆指)

  ・低い弦に移る時にiで元の弦を弾きmで低い方の弦を弾く(逆指)  

  ・低い弦に移る時にmで元の弦を弾きiで低い方の弦を弾く

 

というバリエーションが考えられます。

これ以外にも3音出すことを考えるとさらにバリエーションが

考えられると思いますが、一度考えてみてください。

 

そして、これらのパターンから一つずつ抜きだしてゆっくりと練習します。

 

では、この中から一つの練習パターン例をあげてみます。

パターンは”弦移動があり高い弦に移る”で考えてみましょう。

①2弦をiで弾く⇒1弦をmで弾く

これを速く正確にできるように練習してください。それができたら

逆指で難しくなる

②2弦をmで弾く⇒1弦をiで弾く

という練習をしてみてください。

 

ちなみに私がよくやっていたパターンは弦移動が難しいので、

4弦をi ⇒ 3弦をm ⇒ 2弦をi ⇒ 1弦をm ⇒

2弦をi ⇒ 3弦をm ⇒ 4弦をi ⇒ 

4弦をm ⇒ 3弦をi ⇒ 2弦をm ⇒ 1弦をi ⇒

2弦をm ⇒ 3弦をi ⇒ 4弦をm ⇒

ということをやっていました。

書き出してみると少しややこしいのですが、

4弦⇒1弦⇒4弦の順番にiとmで交互に進み、

4弦に帰ってきたときに2回弾くだけです。

こうすることによって、すぐ隣の弦に弦移動するパターンの

全てを網羅することができます。

 

こんな感じでいろいろパターンを考えて右手の練習方法を

作ってみてください。

 

最後に右手のパターンを簡単にまとめてみましたので、

こちらも参考にしてください。

 

・弦移動無し
・弦移動あり
   弦移動時
    中指→人差し指 
    人差し指→中指

 

・弦移動無しを弾いてから弦移動ありを弾く
・弦移動時に1弦側に向かうのか6弦側に向かうのか
・弦移動時に弦を飛び越えるか